公衆衛生に関する各国の法令等一覧
岡本が重要と判断した法令等を翻訳したものであり、誤訳等もあり得ることをお断りしておきます。
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2012年4月4日 |
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FAO:世界における食料供給の不安定状態 The State of Food Insecurity in the World |
更新2010年1月25日 |
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更新2012年5月14日 |
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更新2009年 3月24日 |
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更新2011年11月14日 |
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更新2008年11月 5日 |
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更新2008年 2月29日 |
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高病原性鳥インフルエンザ(HPAI):WHO基本的情報 |
更新2009年 1月 8日 |
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更新2006年10月13日 |
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更新2006年10月13日 |
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更新2006年9月15日 |
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更新2006年9月25日 |
食品の安全性を巡る混乱は、矢継ぎ早に施行される「ゼロ・リスク規則」によって益々泥沼化する気配がある。本年5月から施行されているポジティブ・リスト制度によって第一次生産者は無用の対策を強制されており、その経済的損失と自給率向上への悪影響は計り知れない。農薬の飛散(ドリフト)防止対策が全国的に展開されており、そのこと自体は結構なことであるが、その程度が異常ではないだろうか?
厚生労働省食品安全部の「残留農薬等のポジティブリスト制度の導入について(平成17年6月24日)」スライドに、「食品中における農薬の残留実態」として次の3枚が示されている。
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食品中の残留農薬一日摂取量調査結果 (平成13・14年度)
平成13年度0.19〜31.04%(21農薬) 平成14年度0.04〜1.69%(21農薬)
国民栄養調査を基礎としたマーケットバスケット方式による日常の食事を介した食品中の残留農薬摂取量推計(許容一日摂取量(ADI)に占める割合)。平成3年度から実施。 |
加工食品中の残留農薬検査結果 (平成13・14年度)
(平成13年度)フライドポテト、発泡酒及びビールで250農薬・総検査数14,985件を実施。31件(0.2%)で4農薬(0.02〜2.1ppm)を検出。
(平成14年度)乾燥野菜(にんにくパウダー、乾燥ほうれんそうなど)で297農薬・総検査数7,587件を実施。18件(0.2%)で12農薬(0.008〜0.25ppm)を検出。
これまでに、果汁及びベビーフード(平成9年度)、パン及び果物、缶詰(平成10年度)、植物油及び冷凍食品(平成11年度)、パスタ類及びトマト加工品(平成12年度)について調査を実施。 |
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農産物中の残留農薬検査結果 (平成13・14年度)
(平成12年度)総検査数467,181件 検出数2,826件(0.6%) 内、基準を超える件数74件(0.03%) (平成13年度)総検査数531,765件 検出数2,676件(0.5%) 内、基準を超える件数29件(0.01%) |
農産物や加工食品からの検出割合およびその濃度が「高い」とするか、「大きな問題が起きない程度」とするか、その判断根拠は何だろうか? 「基準を超えているから取り締まるのは当然」という単純なことで良いのだろうか?
高速道路での大規模な追突事故や飲酒運転による死亡が多発しているが、交通規則を守らないのが原因となっていることは明白である。その防止策として、「交通警察官を増員して取締りを強化すべきである」という意見があってもおかしくはない。「罰則を強化すべきである」という意見があってもおかしくはない。他方、道路の構造上の問題や車両にアルコール検出器を取り付けるなどの対物的対策を主張する方もいるだろう。様々な対策が考えられる中で、どの方策を選択するかを決める根拠は何だろうか?
食肉センターや食鳥処理場に搬入する際の入り口での車両への消毒液噴霧が、搬入家畜の体表に付着し、と殺・解体工程で可食部分を汚染した場合にどうなるのだろうか? 「市販食肉から消毒剤検出!」と大見出しで報道されたら堪ったものではない。「基準が設定されていない農薬等が一定量以上残留する食品の販売等を原則禁止する制度」として「一定量として0.01ppm」が定められた以上、「等」の中に消毒剤も含まれるかもしれないと錯覚してしまう。今朝のニュースで、中国が日本製化粧品に不許可の物質が含まれており輸入禁止措置を講じたと報じていた。食肉のカット工程で、女性の汗が付着したら、化粧品も「基準が設定されていない農薬等」に含まれるのだろうか?
健康への悪影響とその防止策を判断する根拠として、「リスク・アナリシス」が国際的に提唱されている。アセスメント(査定)、マネジメント(管理)、コミュニケーション(意見交換)という3つの独立した活動から構成されるが、日本ではリスク・コミュニケーションについての理解が不十分なのではなかろうか? 生産・流通・消費の利害関係者(stake holder)が集まって、安全性の費用対効果を吟味することが本来の意味であることを、上記の文献から読み取っていただきたい。